不潔恐怖症の克服
一般的にもよく知られている「潔癖症」のような症状で「不潔恐怖症」(不潔恐怖)という恐怖症があります。この症状になると、ちょっとでも不潔な状態を徹底的に拒絶してしまうようになります。例えば石けんを使って手を洗い汚れが完璧にとれているのに、まだ汚れが残っているようで気になって、何度も何度も繰り返し手を洗う、というような状態です。
この症状が深刻になると、普段の生活の中でも困ったことが起こってくると思います。初期の段階において手洗い以外の症状をあげてみると、例えば電車やバスの吊り革を汚く感じて握れないとか、他の人が口をつけた箸で大皿や鍋などから料理を取ったら、そのあと自分は絶対にその料理を食べることができない、などがあります。
不潔恐怖症を克服するために、まずは自分自身が不潔恐怖症という病気なんだと自覚して認めることが、最初の課題です。それから、少しずつ潔癖症の症状が出にくいように挑戦し、徐々に元通りの生活に近づけるようにしましょう。また、恐怖症になってしまった理由も考えてみて、可能であればその問題の解決にも努力してみましょう。
また、早く治したいという焦りから無理をしてしまうと、かえって深刻な症状を招く恐れがありますので、その点はご注意ください。急激な変化には必ず無理が生じるということを理解して、焦らずに時間をかけて徐々に改善していきましょう。