嘔吐恐怖症
パニック障害の症状の一つとされている「嘔吐恐怖症」ですが、具体的には、自分や他の人が食べたものを吐いてしまうという行為が絶対に許せない、さらにはそれに対して恐怖心までわいてくるという症状です。また鬱や不安神経症も同時に発症する可能性があります。
自分が幼い時に吐いてしまったことがあり、その時にとても苦痛を感じ悲しい思いをしたことがあるとか、もしくは他の人が吐いたのを自分が見てしまい、そのことに対する嫌悪感や罪悪感を引きずっている、などが嘔吐恐怖症を引き起こす要因となるようです。
また嘔吐恐怖症になると絶対に吐いてしまってはいけないという強迫的な概念で自分を抑えつけているので、食事をしたとしてもゲップすら出来ずに、またそのことによって外食などに出かけることも少なくなっていきます。自分が吐きたいという状態になっても、嘔吐への嫌悪感や恐怖感によってそれを押さえ込んで、吐くことを無理やりやめてしまうのです。嘔吐恐怖症の身体的症状としては他に、めまい・震え・動悸などがあります。
嘔吐恐怖症を克服するには、とにかく自分だけでどうにかしようと思わずに、専門医にも相談することが一番効果的です。もし恐怖症が原因で外にでかけるのも無理があるようなら、行動療法という専門医独自の治療法を試してみてはいかがでしょうか?ちょっとずつ段階を踏んで外出の練習をするやり方だそうです。どんな人でも確実に恐怖症を払拭できるという所までは、残念ながら治療法がまだ確立されていませんので、焦らずにじっくり治すことが大事と思います。